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作者 キョン MODOKI 原作 涼宮ハルヒの憂鬱
ジャンル 恋愛,日常
カップリング キョン-ハルヒ
掲載 2007/10/20(Sat.) 更新 -
告白パラレル γ
世界という物は、そのときの状況人の選択肢によって、いかようにも分岐していく。
人はこの世界をパラレルワールドとも言う。
以降としては読んでいる読者が、選択肢の中からパターンを選択して、好きな結末(?)を迎えるという形である。
がしかし、読者全ての要望には応えられないので、そこだけはわかっていただきたい。
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昼休みになった。ふと、トイレに行きたくなったので席を立つ。
トイレをすました後。席について待ちかまえていたのか、谷口と国木田がいつもの定位置についていた。

「いやー、今日の授業もさっぱりだ。特に英語、ありゃ宇宙語だぜ。涼宮のグラウンドのいたずら書き並に意味わかんねえ。キョンはわかったか?」
「いや、知らんね。」

そもそも俺は今日、思考実験を死ぬほど繰り返しているのだ!

「あの先生、妙な抑揚があって聞き取りづらいよね、でも文章は簡単だよ。」

「じゃ、その抑揚のせいだ。さっさと替わっちまえばいいのにな。」

たとえ教師が入れ替わったところで、谷口の英語の成績が伸びるわけないが、国木田の意見には何ともいえないね。なぜなら俺は、授業なんぞいつも聞いているわけがないからだ。今日は特にな。

谷口たちと馬鹿話をしつつ、俺は鞄の中に手を入れる。手紙にふれて一応の安心感か何かを求めようとした。どうも落ち着かない。

確かに手紙はある…が、ん?なんかもう一つ便せんの様な物が…?

昼食を終えた後、俺はトイレに駆け込んだ。もちろん個室に。
決して腹を悪くした訳じゃない。俺は手紙の正体を確かめに行ったのさ。今度ばかりは物が違うぞ差出人の名は「涼宮ハルヒ」その人だ。
「部活が終わっても、部室に残っていてよね。」

何だろうね?話があるなら俺の首根っこ持って、階段の踊り場なりなんなりに連れていけばいいのに。いや、アイツも成長したのだろうか?

ま、ちょうどいい。手紙を渡す手間が省けたが、何の話だ?と言うか、朝のうちに靴箱の中に入れておこうとは思わなかったのだろうか?


「どうされましたか?集中しているとは思えませんが?」

コト

「別に。何でもねえよ。」

コト

「そうですか。」

コト

「なんだその微妙な笑みは。」

「いえ、さっきから時間を気にしておられる様なので。」

「さっきも言ったろ。何もない」

コト

「角の方はもらったぞ。」

「あれ、そんなところに?うーん悩みますね。」

別に何でもない会話をしながら、古泉とオセロをしている。久しぶりにどうか、と言われてな。

そのときには俺は集中できていなかった。そうだろう?呼び出しを俺は食らっていたのだ。

「お待たせ〜!じゃ、今日も一日がんばりましょう!!」

一体、何をがんばるのかね?
古泉とボードゲームで時は過ぎ、朝比奈さんがお茶を入れてくれつつ、長門が本を閉じて下校時間となった。


…はずなのだが。
今俺は部室のドアにもたれかかっている。
ハルヒは顔が赤い。夕焼けのせいでもあるが…

「で、なんだ話って?」

「いい?こ、これはだ、だ、団長、めひ、命令よ。」
初めて舌噛みまくりのハルヒを見た様な気がする。

「アンタ、これから私がいいと言うまで、ずっとそばにいなさい!」

「あー…その、何だ?永久奴隷命令か?」

ハルヒはキッと俺を睨むと言ってきた学校中に響き渡るほど大声で

「アンタが、あたしのか、彼氏になれって言うのよ!」

正直、驚いた。こうもタイミングがいいものか?
フッ、と笑えてしまう

「何よ、いやなの?」

そんな悲しそうな声出すなよ。

「いや、俺もこういう手紙で待機してたんでね。」

その手紙をハルヒに手渡す。相変わらず、がさつな俺の字。

「だから」

一呼吸おいて、
____________喜んで。

でもなんだろう?何か
視線を_____?

「お前ら、そこで何やってる?
古泉よ、お前ノゾキが趣味なのか?」


あとがき
今回は自分的になんとなーく違和感を感じる作品になりました。
「タイミングよすぎ」っていうのが不自然さを、うんじゃったかなあ?と
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