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作者 Tommy6 原作 涼宮ハルヒの憂鬱
ジャンル 恋愛,日常
カップリング キョン-ハルヒ
掲載 2007/05/12(Sat.) 更新 -
無題という名のタイトル
38.3―――この数値は、現在俺が右手で掴んでいる機器が示しているものである。

まあ、別にもったいぶるようなことでもない、「・・・・、風邪、引いたみたいだな。」ただそれだけのことなのだが。

風邪なんぞ引くのは何時振りだろうか、等と本日の行動方針を決定する上では欠片も役に立ちそうも無いようなことに思いを巡らせつつ体温計を所定の位置へと戻し、母親へ計測した体温とその他の身体症状からおそらくは風邪であろうという旨を告げる。

無論、母親や妹から俺の体調を案ずる内容の言葉が投げかけられるが、体温上昇と全身倦怠感により著しく思考力が低下している身では生返事をするのが精一杯であり、そのままおぼつかない足取りで二階へと上がりそのまま自分の布団に潜りこむほか無かった。

ちなみに、ここまでの経緯により既に本日の欠席はほぼ確定である。母親から欠席するか否か問われたわけではないし、自らそういった発言をしたわけでもないが、朝から38.3度も熱を出した上に簡単な問いかけに対する返答もままならない身で学校へ登校しようという気概に満ちあふれているような人間ではない事ぐらいは母親も重々承知しているため、至極当然な選択として欠席となるのである。

まあ、ハルヒあたりならたとえ40度の発熱でも気合だとか何とか言って無理矢理登校した上に、ウイルスに対する生体防御反応の結果として何時もより幾分多めに生成されて有り余っている熱エネルギーを消費し尽くそうとするかのごとく平時の1.5倍(当社比)ぐらいの暴走振りで騒動を巻き起こし、俺のアイデンティティを更なる崩壊へと導いてくれるだろうが。

もっとも、ハルヒが風邪など引くこと自体有り得ないような気もする。たとえバイオハザードレベル4の高感染力・高致死性を有するようなウイルスでも、ハルヒを目の前にした瞬間に脱兎のごとき勢いで霧散してしまうことだろう。ましてや病床に伏してしおらしくしているあいつの姿など完全に俺の想像の及ばない光景である。


―――――などと延々くだらないことばかり考えていたが、ここまででとりあえず非生産的な思考は打ち切ることにして、自身の体調を再確認してみる。

まず熱であるが、先ほどの体温計測から50分強しか経過していない状況で大勢に変化があるとも思えないので考えるだけ無駄。続いて全身倦怠感であるが、こちらのほうは50分少々経過しただけとは思えないほど状態が改善している――――――と言っても、今でも十分応えるレベルであるのは確かだが。

いささか信じ難いほどの状況改善であるが、どうもその時感じていたものは純粋な風邪による発熱と倦怠感に昨日(つまりは日曜日)の不思議探索パトロールによる心身の疲労と朝起き抜けであったことによる強力なバイアスがかかったものであるようだ。もともと朝が苦手な俺の場合、起き抜けによるバイアスが強くかかっていたということは容易に想像できるし、それならば現在までの急速な体調改善にも説明がつく。

一通りの体調確認を終え、存外体調の改善度合が高いことに安堵し、何気なく時計を見たところ現在時刻は8時37分。もう少しで岡部―――ハルヒ曰くハンドボールバカ―――のSHRが始まる頃であろうか。ちなみに母親は先ほど俺の部屋を訪ね、朝食はそのまま置いてあるので食欲が出たら食べなさい・水分を十分に取ること―――などいくつか俺に言った後体温計を置いて出かけている。無論妹も小学校へ登校しているわけなので、現在家には俺一人だけである。

これと言って食事を摂る気力も起こらないため、通常であればこのまま大人しく布団で寝ていればよいのだろうが、俺の場合は一つの懸案事項がある―――――そう、涼宮ハルヒだ。このままあいつに連絡もせず欠席した場合後日どんな目に遭うかは容易に想像でき、予測される危機をあえて何もせずに正面から受けるなどという特殊な趣向を持ち合わせているわけではないため、目下の俺の最重要案件は涼宮ハルヒへの対応策を練ることである。

だがしかし、俺の足りない脳にいくら発破をかけたところで現状で思いつくのは携帯での連絡ぐらいであり、他に考えが浮かぶ可能性もほぼ皆無のため、脳内で提案されたただ1件の案を即時可決。

それを実行に移すべく、携帯電話を取り上げアドレス帳からハルヒの項目を選択しようとした瞬間、


―――――着信 [涼宮ハルヒ] ―――――


聞き慣れたデジタル着信音と共にディスプレイに浮かぶ無機質な文字が示すのは、たった今俺が電話をかけようと考えていた相手。

あまりにも都合の良すぎる展開に様々な憶測が脳内を行き交い当惑を禁じ得ないが、このままハルヒの着信を無視し続ける訳にもいかないため、一旦すべての思考を保留し通話開始ボタンを押すことにする。

「ちょっとキョン!あんた何勝手にSOS団団長であるこの私の断り無く学校休んでるのよ?!」

うむ、相変わらずと言ってしまえばそれまでなんだが。ハルヒよ、もう少し人の事情を確かめるということを覚えてはくれないのか?

「はぁ?あんたが私に連絡もせずに勝手に欠席するような理由なんてどこにあるのよ?」

まず前提から誤解しているようだが、俺は今まさにお前に連絡しようとしていたんだ。決して無断で欠席しようとしていたわけではないさ。

「ふ〜ん。でも、言い訳の常套句よね『いま〜しようとしていんだよ。』っていうの。」

うむ、確かにそうかもしれんが、俺がお前に電話をかけようとしていたまさにその時にわざとらしいほどのタイミングでお前からかかってきたのは事実なんだからどうしようもない。

「まぁいいわ。それで、どうして今日学校休んでるのよ?」

「風邪引いたんだよ。一応熱もある、38.3度。」

「38.3?何その程度の熱でへばってるのよ、平熱より2度ばかり高いだけじゃない根性無いわねぇ。そんなの気の持ちようでいくらでもどうにかできるじゃないの。」

ほぼ予想通りとはいえ相変わらず無体で無茶なことを仰る団長さんだ。

「私が言うことのどこに無理があるってのよ?・・・・・・だけどそうね、いくら平の雑用係キョンとはいえこのまま風邪が酷くなって何日も休まれてはSOS団の活動に支障が出かねないし・・・・・・」

まぁ、熱以外目立った症状も無いから一日寝てれば明日から学校へは行「わかったわ、今から団長である私がじきじきに見舞いに行ってあげるから感謝しなさい。」

いやいやいや、ちょっと待てハルヒ。まず人の話は最後まで聞くべきだと思うし、見舞いに来てくれなどと一言も発した覚えが無いのに何故「わかったわ」なんだ?そもそも、俺の携帯に付いている時計機能と部屋の目覚まし時計が正しければお前はこれから1時間目の授業のはずだぞ。

「はんっ、授業なんてどうでもいいわ。どうせ後で教科書でも見れば解るんだから。学校の授業なんかよりもどんな些細な出来事であってもSOS団に関係する用事の方が優先されるべきだわ!」

お前の頭の中の物事に対する優先順位決定基準は一体どうなってるんだ?などと心の中で突っ込みを入れつつ、宝くじで1等を引き当てるぐらい聞き入れられる見込みの薄い制止の言葉を発しようとしたが―――――

「そういうことだから、今からそっちへ向かうわ。あんたはそこで大人しく待ってなさい!」

・・・・・・・・・・・切りやがった。もともと俺の発言がハルヒに聞き入れられる事などまず無いが、今回に至ってはその発言さえ出来なかったという始末である。なんかどんどんハルヒのペースに引き込まれているような気がしないでもないが、それを心地よく感じている自分がいることにも最近気が付いた。

俺以外の団員が宇宙人・未来人・超能力者という属性を持ち、そして何よりそれを率いる団長が唯我独尊・傍若無人、ある人間はからは神とまで認識される女という謎だらけ、というか謎しかない組織、SOS団。

俺の脳みそがバーストしそうになるような事件、突飛な行動による周囲からの好奇の視線など、SOS団唯一の一般人かつ常識人を自負している俺にとっては何かと気苦労の絶えないことばかりだが、今はそういったものを全て鑑みてもあいつらは俺にとって大切な存在だと素直に言える。

そして、俺がトリガーであると認識されていることの理由も今なら少しわかる気がする――――自惚れかもしれないがな。


っと、ここらへんで止めにしておこう。相変わらず風邪を引いていることに変わりはないし、なんかこれ以上思考を継続してはいけないような気がする、別の理由で。それに、正直あいつが来るのが嬉しくもある。だから、無駄な思考は一切止めて素直に心躍らせるのもたまにはいいかと思うのさ。

―――――
――――
―――
――


「――ン、―ョン!さ――と起き――い。―ょっと、キョン!」

む、何やら覚えのある声が聞こえるような――――はっきりとしない意識の中、いつの間にか閉じられていた目を開いてみるとそこには、怒ってるような、不安なような、そんな微妙な表情を貼り付けたハルヒが俺を見ていた。


――
―――
――――
―――――

「まったく、この私がせっかく来てあげたっていうのにグースカ寝てるとはいい根性してるわね。」

「しょうがねぇだろ、寝ちまったもんは。つうか、お前どうやって家に入ったんだ?」

「前この家に私が来たことあるじゃない?その時にキョンのお母さんが合鍵くれたのよ。キョンのこと宜しくねって。」


嗚呼我が母よ、何がどう宜しくなのですか?何故にその日知り合ったばかりのハルヒに合鍵など渡したのですか?ハルヒ達が帰った後に含みのある視線を送ってきたのはそういう理由からだったんですか?


「なに微妙な顔してるのよ?で、なんかしてほしいことある?今ならあんたの言うこと少しは聞いてあげてもいいわよ。」

ほう、お前にしては随分と殊勝な心がけだな。明日は雪か?

「なによ、イチャモンつけるなら何もしてあげないわよ?」

「いやいや、せっかく1年に1度有るか無いかの申し出だ。お言葉に甘えさせてもらうことにしよう。」

「何か言葉に棘が感じられるわね。まぁいいわ、で、何してほしいのよ?」

そう言われてもなあ。せっかくの申し出を逃す手は無いが、そんな唐突に聞かれたところでしてほしいことが即座に頭に浮かぶわけではない。ハルヒが来なければ何もせずに寝てただろうからな―――――――――――と、そこまで考えたところで、俺の心の中にちょっとした悪戯心が芽生えた。

いまさら取り立てて言うようなことではないが、こいつにはいつも驚かされっぱなしだ。こいつ自身の唐突な思いつき・時間遡行・世界改変・宇宙人同士の抗争など、直接・間接を問わず挙げたらキリがないぐらいの様々なトラブルに巻き込まれ、そのたびに俺の脳は完全常識外の状況にさらされ疲弊しているのである。なら、たまにはいつも驚かされる側の俺が、こいつの顔に驚きの表情を浮かべさせる側になるのも悪くないな、と思ったわけである。

だから――――――

「そうだな、俺と一緒に寝てくれないか?」と言ってみた。

「なっ――――――!!?」


うむ、予想通りというか予想以上の反応だ。文字通り驚愕の表情を顔に浮かべたハルヒは、どうやら思考回路がまともに作動していないようで、口をパクパクさせて何かを喋ろうとしているようだがまったく言葉になっていない。熟れたトマトみたいだぞ、ハルヒ。というか、正直言って可愛いです、はい。今すぐ抱きしめていいか?


それから、時間にして約30秒ほどハルヒの様子を観察していたが、時が経つにつれてハルヒも落ち着きを取り戻しつつあるようで、顔の赤みが薄れてきている。だが、表情のほうはハルヒがいつのまにか俯いてしまったため窺い知ることができない。

ちょっと悪ふざけが過ぎたかもしれんな。少し考えれば冗談だってことは判りそうなものなんだが、こいつはこういったことだと妙に初々しい。

こいつと彼氏彼女という間柄になってから露見したこいつの弱点は、既に俺だけではなくSOS団全員の知るところであり、からかわれてハルヒが顔を赤くする、という光景が度々繰り広げられている。そろそろハルヒも慣れてきてよさそうなんだが、一向にその気配を見せることは無い。

まあ、このままのほうが俺も楽しいがな。



さて、そろそろハルヒに声をかけてやるか。これ以上こいつをこのままにしておくのも忍びない。

そして、俺がなんて声かけるかな?などと考え始めた時、ハルヒがおもむろにそれまで伏せていた顔を上げ、こちらを向いた。その顔にが浮かぶのは、覚悟を決めたような、だけど嬉しそうな表情。器用だな、お前。

頭を上げ、俺の顔を視界の中央に捕らえたと思しきハルヒは、蚊の鳴くような声でこうのたまった――――


「本当に?」


あー、ハルヒ。残念ながらその返事の意味が俺にはまるで理解できないんだが。もうちょっと判りやすく言ってくれないか?その台詞がお前から承諾の返答を得た時の俺の台詞だったらなんら不自然ではないんだが。

「あー、もう!なんでわからないの?本当に私と寝てくれるのか?って聞いたのよ、これでわかる?!」

えーっと、ハルヒさん。つまり、お前は俺と一緒に寝たい。そういうことか?

「そうよ。で、いいの?駄目なの?どっちよ?!」

口調こそ普段のハルヒのそれと大差ないのだが、声には若干の不安の色がにじみ、表情にもそれが全面に出ている。まるで、拒絶されることを恐れているかのような。

しかしなぁ、もともと俺はからかい半分だったわけで、本当にハルヒにそうしてもらいたいと思ったわけではない。だいたい、俺の頼みのはずが何時の間にかハルヒのお願いみたいな状況になってい事自体おかしいのではあるが。

たしかに、俺がハルヒとそういったことをまったくしたくないのか、と問われれば否定せざるを得ない。俺も健康な一般男子高校生だ、そういった願望を持つことはある意味自然なことではある。だが、それとこれとは話が別であって、自分が風邪だからといって何時もより俺を気遣っているハルヒにそれを押し付けるような真似をするつもりはない。

だからこそ、現在のこの状況は非常に答えに窮する。実現されることを想定せずにハルヒに頼んだはずなのに、現在はその立ち位置がひっくり返ってしまっている。それに、ハルヒが言いたいこと自体は解ったが、その理由は相変わらず不明で、なおのこと返答しづらい。

そうやって俺が答えあぐねていると、

「私ね、」

と、さっきのが蚊の鳴くようなという喩えなら、今度はそれこそプランクトンか何かが鳴いているんじゃないか、というような聞き取れるか否かのぎりぎりの音量でハルヒがまた話し始めた。

「正直言って嬉しかったのよ、キョンがそう言ってくれた事が。あんたと付き合い始めてもう一ヶ月位経つけど、私は毎日楽しいし、他の皆に冷やかされたりするのも、正直恥ずかしいけれどそれ以上に嬉しいわ。だけど・・・・ね、本当はもっとあんたに触れたかったし、触れてほしかった。あんたの温もりに触れてみたかった。でも、どんなに私が素直になろうとしても悪態ばかりついて、あんたはあんたで、なんのモーションもかけてくれないし・・・・・・。」

そう言ったきり、ハルヒはまた顔を伏せ押し黙ってしまった。


なんてこった、結局のところ、俺もハルヒも同じ思いを抱きながら素直になれずに、二人して我慢比べやってたってことか。

まったく、今日ほど己の不甲斐無さを呪った日は無いね。こいつの抱える思いにも気付いてやれず、ただ能天気に、相変わらずだなぁ、とか考えてたんだからな。


なら、せめてもの償いだ。今からでも遅くはない、こいつ望み―――――俺の望みでもあるが――――――を叶えないとな。

「なぁハルヒ。俺だってお前とそういうことしてみたかったさ。手を繋いだり、抱き合ったり、世に言うバカップルみたいなことしてみたり。でも、俺にはお前がそれを受け入れくれるのか不安だったし、何よりもそれをする勇気が持てなかった。だから、結局お前に彼氏らしいことなんもしてやれずにここまできちまった。でも、」

と言ったところで俺は喋るのを止めた。何故なら、俺の目の前にいるハルヒが、未だかつて見たことの無いほど機嫌のよさそうな笑顔を浮かべて立っていたからだ。

「なら話は早いわ!キョン、少し壁側によりなさい。このままじゃ私の入るスペースが無いから。ほらほら、はやく!」

そう言いながら、ハルヒは半ば強引に俺を壁側に転がし、あいたスペースに自分の体を滑り込ませた。そのままだと、俺は何の面白みも無い壁をひたすら眺める羽目になるので、本来一人で使用することを前提としているにもかかわらず二人入っているためにえらく狭くなっちまったベッドの上で何とかハルヒのほうを向く。

当たり前と言えばそうなんだが、この狭い中二人向き合えば非常にお互いの距離が近いわけで、嬉しさ全開のこいつの顔をまじまじと見られるのである。つうか、なんか恥ずいなこれ。

「左手。」

へ?

「だから、左手出しなさいって言ってるの!」

そう言ってハルヒは、またもや顔を赤く染めながら必死に目を逸らしている。言いようのない庇護欲がわき、思わず抱きつきたくなるが、それを抑えハルヒに左手を差し出す。

そしてハルヒは、自分の右手を俺の左手に絡め、ご機嫌の表情を浮かべていた。

「あんたも少し寝なさい。一応病人なんだから。」

今日は大人しくそれに従うことにしよう。一応って何だ?とかいう無粋な突っ込みは、今日は無しだ。

やっぱり可愛いな、などと思いつつ、ハルヒのこれ以上ない上機嫌な顔を眺めながら俺は眠りの海へと落ちていった―――――



「おやすみ、キョン。」



――――
―――
――


それからいったいどのぐらいの時間寝ていたのかはいまいち定かではないが、俺が目を覚ました時、寝息を立てているハルヒの向こうに人影らしきものが見えた。意識のはっきりしない状態で顔を少し上げてみると、そこに立っていたのは、朝比奈さん・長門・古泉の三人だった。

そこで一気に目が覚めたね。朝比奈さんは顔を真っ赤にしてわたわたしているし、長門は陽電子砲のような強烈な視線をこちらに向けている。表情こそ普段のあいつのものとなんら変化無いんだが、何か殺意に近いものを感じるのは気のせいか?古泉は微笑ましいものを見るような視線を投げかけているし。


やれやれ、これからたっぷりとこいつらの冷やかしを受けることになるんだろうな。まあ、こういうことの対処はハルヒに一任するとしよう。普段でもちょっとしたことで顔を赤くする奴だ。この状況なら相当に面白い光景を拝めるだろう。

さて、これから自分の身に降りかかる災難など露知らずに、幸せそうに寝ているこいつを起こしてやるとしよう――――――



「ほら、ハルヒ。起きろ。」







SOS団に加わった新たな日常。その欠片。

勢いでやった、反省はしていない(いや、実際は猛省してますが)。
私が始めて書いたSSがこれでございます。いかがだったでしょうか?
こういった文章自体、まともに書くのが初めてだったため、いろいろ手探りの中書いていきました。
なにか、こうしたほうがいい、ここが変だ、などお気づきの点がありましたら是非ご一報ください(info@ssgi.infoにて直接受け付けております)。

無駄に長いなぁ。
ハルヒデレすぎw
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